理事長の想い  

   聖書によれば、神はノアの洪水以後人間の寿命を120年としたとか。

 人類は今、神の定めた『人生120年』の時代を迎えたことになります。しかしながら、60歳または65歳で定年退職し、人生の残り半分は老後の生活を余儀なくされているのが現状であり、残り60年間に生きる意義も人生の価値も見出だせないとしたら、神は人間に苦しみを与えたのかと恨まざるを得ません。人生(寿命)が120年に延びたのならそれに伴って健康寿命も延びるべきであり、私たちはそうした努力をしなければなりません。それは単に医療の分野での社会貢献にとどまるものではありません。医学を習得させてもらった者としては、医療の現場で誠心誠意尽くすことは医師としての当然の務めであり、これまでも自らの診療姿勢として、病気と向き合う医療ではなく、病気を持った人と向き合う姿勢を常に忘れず、臨床医は、『よろず相談受付』だと信念を貫いてまいりました。患者様だけでなく、ご家族や介護施設スタッフの方々の相談にも時間を惜しまず応じてまいりました。

 認知症疾患医療センターとして、来るものを拒まぬ姿勢は従前どおり、今後は、当法人ができること、したいと思っていることを、「させていただく」姿勢でお願いに上がろうと考えております。

 私達を育ててくださった両親と同世代の方達が残る人生を元気にで幸せに生きていただけるよう、多種多様な分野の人々と共同で高齢者の人も住みやすい街づくりを推進していけるよう、行動します。

医療法人たんぽぽ会 理事長 島田 孝

理事長 略歴

 昭和53年  北海道大学医学部 卒業

        中村記念病院脳神経外科 勤務

昭和58年    財団法人 白楡会 総合会津中央病院 脳卒中センター 勤務

 昭和61年   函館赤十字病院脳神経外科 勤務

 昭和63年   国立札幌病院救命救急センター 勤務

 昭和64年   医療法人秀友会 札幌秀友会病院脳神経外科 勤務

 平成2年   島田脳神経外科 開業

 平成6年   医療法人 島田脳神経外科 設立

 平成31年   法人を医療法人たんぽぽ会と改名

        あおぞら訪問診療クリニック(札幌) 開設

 令和元年   認知症疾患医療センター 指定