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4.発熱というけど、人間はみんな熱があるんじゃない?

 たしかに…でも、体温があるから発熱しているという表現は使いません。発熱とは平熱よりも体温が上がっている状態を言います。また、37℃の体温は発熱とは限りません。37℃は発熱の時もあるし、発熱でない時もあります。 そして37℃は日本人の平均的な平熱の範囲なので、むしろ発熱でないことのほうが多いです。           

 体温は体の中心に近づくほど、高くて安定しています。体の末端や表面の温度は、季節や環境温の影響を強く受けますが、体の中心部に近いところの温度は、脳や心臓など大切な臓器の働きを保つために、高く安定しています。この中心部の温度(中核音)がザ・「体温」です。(ザ・は余計でした)

 体温は体内の温度が反映される場所で測るのが一般的です。体に負担をかけずに簡単に検温できる場所として、ワキ(腋窩)、口(舌下)、耳、直腸など体の表面に近い場所が用いられています。測定する部位ごとに検温に必要な時間や方法が異なり、得られる温度も異なります。平熱も部位により違うため、それぞれの部位の平熱を知る必要があります。

 日本人の7割くらいは、体温が36.6℃から37.2℃の間と言われています。これが平熱です。感染症法では37.5℃以上を「発熱」、38.0℃以上を「高熱」と分類しています。

 体温には早朝は低く、夕方に高くなる「おおよそ日内リズム」があります。体温は、熱が出る病気にかかっていなくても、運動、時間、気温、食事、睡眠、女性の生理周期、感情の変化などにより変動しています。また、ヒトには朝・昼・夜と、24時間単位の体温リズムがあります。これを「概日リズム」といいます。普通は1日のうちで早朝が最も低く、しだいに上がり、夕方が最も高くなります。1日の体温の差はほぼ1℃以内です。

 ちゃんと早起きして、午前中からしっかり体を動かし、夕方に運動をすれば、夜は自然に早く眠れて、翌朝も早起きできます。体温も早朝は低く、夕方に高くなるというリズムをしっかりと刻むので、健康な生活を送りやすくなります。

 生活が夜型化し、「遅寝遅起き」のリズムに変わってくると、体温のリズムが普通より3?4時間後ろへずれ込んだ形になりやすくなります。そのため、朝は眠っているときの低い体温で活動を開始しなければならないので体が目覚めず、動きは鈍く、食欲もなくなります。逆に、夜は体温が高いため、なかなか寝つけないという悪循環が生じてきます


 ちゃんと早起きして、午前中からしっかり体を動かし、夕方に運動をすれば、夜は自然に早く眠れて、翌朝も早起きできます。体温も早朝は低く、夕方に高くなるというリズムをしっかりと刻むので、健康な生活を送りやすくなります。

 生活が夜型化し、「遅寝遅起き」のリズムに変わってくると、体温のリズムが普通より3?4時間後ろへずれ込んだ形になりやすくなります。そのため、朝は眠っているときの低い体温で活動を開始しなければならないので体が目覚めず、動きは鈍く、食欲もなくなります。逆に、夜は体温が高いため、なかなか寝つけないという悪循環が生じてきます


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