低血圧とは、国際的に決められている診断基準は実はありません。つまり、あまり問題にされていないということですが、一般的に成人では収縮期血圧(上の血圧)100mmHg 未満が低血圧とされます。
ただし、以下に述べる、起立性低血圧は起立性調節障害とも呼ばれ、立位の収縮期血圧が臥位より 20mmHg 以上低い場合に低血圧症とされます。
低血圧の症状は次の通りです。
立ちくらみ、あるいは目まい
立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる
入浴時気持ちが悪くなる
少し動くと動悸あるいは息切れがする
倦怠あるいは疲れやすい
朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
腹痛
食欲不振
頭痛
低血圧症の原因は次の通りです。
失血性あるいは体液喪失による低血圧
薬剤性低血圧症
自立神経障害による低血圧症
食後低血圧
本態性低血圧症
上記の疾患について興味のある人は、勉強してください。ここには十分なスペースがありませんので。
低血圧症の診断には日常生活での血圧測定が欠かせません。これらの症状がありましたら、低血圧症を疑い、医師に相談することをお勧めします。