認知症について少しずつ、解る範囲で(認知症シリーズ -1-)

私はまだほやほやの認知症ケア専門士ですわーい(嬉しい顔)頭でっかちで自信過剰、覚えたての知識を披露したくて。。。
この場をお借りしたのを機会に認知症について少しずつ、しかも解る範囲でお話しさせてくださいねハートたち(複数ハート)
第1回目は・・・・
「認知症とはどういうものか?」
脳は私達のあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばれなくなります。
認知症とは、色々な原因で脳の細胞が壊れてしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな支障が出ている状態を指します。
認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは脳の神経細胞がゆっくりと減少していく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体病などがこの変性疾患にあたります。
続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が壊れたり、神経のネットワークが切断されてしまう脳血管性認知症です。
「認知症の症状は・・・」
脳の細胞が壊れる事によって直接起こる症状が記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下など中核症状と呼ばれるものです。これらの中核症状のため周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。
本人が元々持っている性格や環境、人間関係など、様々な要因が絡み合って、うつ状態や妄想のような神経症状、日常生活への適応を困難にする行動上の問題が起こってきます。これらは周辺症状と呼ばれます。
この他、認知症はその原因となる病気によって多少の違いはあるものの、色々な身体的な症状も出てきます。終末期まで進行すれば寝たきりになってしまう人も少なくありません。
次回からは中核症状、周辺症状の説明、行動障害への対応や支援方法などを徐々にお話していきたいと思います。